高齢で歯がなくなってしまったり、病気などで噛む力(咀嚼力)や飲み込む力(嚥下力)が衰えてしまうと困るのが毎日の食事です。
放っておくと誤嚥性肺炎などの原因にもなってしまうため、咀嚼力・嚥下力に応じた介護食が必要になってきます。
でも、実際のところ、介護食作りって結構大変なんですよね。ただ単に食材を柔らかくすればいいというものではありません。介護食を必要としている本人が美味しいと思って食べられるよう、食感や見た目にも工夫が必要です。
ただ、介護食は毎日必要なものだけにそれを作る人の負担はかなり大きくなります。
こちらのページでは、美味しくて続けやすいおすすめの介護食を紹介しています。ぜひ参考にして検討してみてくださいね。
ここがポイント!


- 咀嚼力・嚥下力のレベルに応じて選べるのは「やわらかダイニング」
- ムース食があるのは「やわらかダイニング」
- 送料無料で続けられるのは「メディカルフードサービス」
- 定期コースがあるのは「やわらかダイニング」「メディカルフードサービス」「食宅便」
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介護食のおすすめ宅配弁当サービス3選【介護食作りの負担を軽減!便利!】
やわらかダイニング「やわらか宅配食」
やわらかダイニングのお弁当は、噛む力・飲み込む力のレベルに合わせて3種類から選べるようになっています。
- ちょっとやわらかめ宅配食
- かなりやわらか宅配食
- ムースやわらか宅配食
すべて管理栄養士が監修しているので栄養バランスが整っているうえ、家庭料理のような優しい味付けのおかずなので高齢の方でも美味しくいただけます。
また、和洋中とバリエーション、メニュー数ともに豊富なので毎日食べても飽きずに食事を楽しめます。
- 咀嚼力・嚥下力のレベルに合わせて3種類から選べる
- 管理栄養士さんが献立を監修
- 定期購入で送料が半額
- 送料無料のお試しセットあり
- 1食あたり722円〜
メディカルフードサービス「やわらか食」
メディカルフードサービスは塩分やカロリー、糖質などの制限食が豊富な宅配弁当サービスです。
「やわらか食」は調理の際に酵素の作用を活用し、彩や風味、栄養はそのままにまるでプリンのように柔らかく仕上げられています。
見た目は普通の食事と変わらないので、食べる本人も「食べたい!」と食欲をそそられること間違いなしです。
1食あたりのカロリーは約200kcal、塩分は2.2g以下に調整されています。
- 介護食・医療食専門メーカーが提供
- 放射能検査を毎週実施し、検査結果をホームページに公開
- 送料無料
- お試しあり
- 1食あたり889円〜
食宅便
食宅便のやわらか食は、お魚もお肉も見た目は普通のお料理のままながら、歯茎で潰せるほどの柔らかさ。咀嚼力・嚥下力が弱くなった方でも安心です。 もちろん、献立は管理栄養士が作成しています。
1回ずつの注文だと送料が780円掛かりますが、定期購入なら390円と半額で続けられます。注文手続きの煩わしさから解放されるので、継続利用が目的ならば定期コースがおすすめですよ。
- 管理栄養士さんが献立を作成
- 主菜1品+副菜4品で栄養バランス◎
- 2種類のコースから選べる
- 定期購入は送料が半額
- 1食あたり620円〜


介護食作りのHOW TO
注意!気をつけたい食品
わかめ、のり、ほうれん草など
平べったくて水分が少ない食品は口腔内にくっつき易いため避けましょう。わかめ、のり、ほうれん草などの葉菜類は注意が必要です。
かまぼこ、ちくわ、固ゆで卵の黄身など
物を食べるときには口腔内で食物を噛みながら塊を作り喉への送ります。かまぼこやちくわ、黄身などは口の中で散らばり易いため、嚥下力に問題のある人にとっては危険です。
パン、カステラ、スポンジケーキ、高野豆腐、ナッツなど
パンやカステラ、スポンジケーキ、高野豆腐、ナッツなどは水分が少ないため、喉に詰まってしまう恐れがあります。パンは水分が含まれて飲み込みやすくなるので、フレンチトーストなどにするのがおすすめです。
うどん、シチューなど
うどんやシチューなどは熱いのをハフハフしながら食べるのが美味しいものですよね。でも噛む力・飲み込む力が弱い人の場合は、熱い食べ物は飲み込みを急いだりして危ないうえ、湯気でむせ込んでしまう原因になるので注意が必要です。
とうがらし、わさび、からし、こしょう、スパイス類
辛いものは喉を刺激し、むせてしまう恐れがあるため避けるようにしましょう。
梅干し、酢、酸味の強いジュースなど
酸味が強いものはむせる原因になります。お酢やレモンジュースなど酢っぱいものは薄めたりと工夫するようにしましょう。
食べ方の工夫
噛む力(咀嚼力)よりも飲み込む力(嚥下力)のほうが弱い方の場合、片栗粉でとろみをつけたり、練りゴマやマヨネーズなど油分の力を利用したりすると、安全に飲み込めるようになります。
片栗粉、とろろ、おかゆ、卵、ゼラチン、とろみ調整食品など
これらは食材を滑らせて喉の通りを良くしてくれます。例えば、肉じゃがには片栗粉でとろみをつけると食べやすくなります。市販のとろみ調整食品は、片栗粉のように火を通さなくてもとろみがつくので大変重宝するはずです。
マヨネーズ、ねりごま、ゴマだれなど
マヨネーズや練りゴマ、ごまダレなどは油分が喉の通りを良くしてくれます。ただし、ねりごま、ごまだれなどは粒のないものを選ぶようにしましょう。

